モケポン

目指せポケモンマスター〜イワヤマトンネル編〜



ハナダシティ〜イワヤマトンネル間

サトシ「・・・イワヤマトンネルまで結構遠いな。」
ピカチュウ「トレーナーと対戦するの面倒なだけやろ。」
サトシ「まあ、そういう見方もあるな。」
ピカチュウ「感嘆詞を吐く間も無く、やってしまえば早いっしょ。」
サトシ「いっつもそのパターンやな・・そろそろ飽きてきたぞ。」
ピカチュウ「・・と言ってもな・・。」
やまおとこ「よう!ぼうず!こんなところでなにしてんだ。」
サトシ「ゲゲ!誰コイツ!こいつこそこんな顔してなにしとんねん。」
ピカチュウ「ええから、はよケリつけるぞ。山男なんかに構ってる暇は無い。」
サトシ「やまおとこ?」
やまおとこ「いかにも、ワシはやまおとこ!」
サトシ「・・・ここ山ちゃいますよ。」
ピカチュウ「まあ、そういうな。結構出てくるぞ。」
サトシ「いや、待てよ!陸地に居るのに山男ってそれは全く引っ込まない通りじゃねーか。おまえ・・
山男にもかかわらず山に居ずに平野に居るってことはお前は既にもう山男じゃねえ!平野男だ!
ヘイヤマン・・・いや、ヘイヤンだ!」
ピカチュウ「始まって以来の長台詞だが、意味の分からないこと口走ってないではよ指示だせ、カス。」
サトシ「ヘイヤンのくせに山男を名乗るのか!YAMAOTOKOを名乗るのか!」
やまおとこ「・・・うわーん、2回もいわなくてもいいじゃないかー!」
サトシ「・・勝った。」
ピカチュウ「何の勝負しとんねん。」
サトシ「でも、おもしろかったっしょ。」
ピカチュウ「長い。」
サトシ「畜生!とっととイワヤマ行くぞ!犬畜生め!」
ピカチュウ「最近口の聞き方忘れてきたんじゃねーのか、お前。」

ビリリリ!バシュウ!

サトシ「・・・・・・す・・・すんません・・・・。」


イワヤマトンネル

サトシ「山やん。」
ピカチュウ「トンネルといったら山やろ。」
サトシ「暗い。」
ピカチュウ「まあ、トンネルやからな。」
サトシ「ここって自治体とか政府が電灯つけるとかそういう政策とか、地域住民から依頼とかないの?」
ピカチュウ「設定GBを忘れるな、グズ。」
サトシ「・・・ぐぬう。だが、どうやってゴールにたどり着くんだよ。何もみえねーよ。」
ピカチュウ「攻略本のマップでも見ながら進め、能無し!」
サトシ「暗いからマップ見えねーよ!」
ピカチュウ「ボケ、操作する奴に暗いとか何もねーよ。」
サトシ「・・・・・・え?設定GBってそこまで?っつーか誰が操作してんねん。」
ピカチュウ「余計な詮索は身を滅ぼすぞ、よく覚えとけ。」
サトシ「う、ウム。」
ピカチュウ「しかし、勘で進むにも限度があるな・・。」
サトシ「ピカチュウいうてもそんなもんか。」
ピカチュウ「貴様はいったい俺に何を望んでいるのだ?」
サトシ「かみなりとかでなんとかならんのか。」
ピカチュウ「トンネル内でかみなり起こせるわけないやろボケ。」
サトシ「妙な所で現実的なこといってんじゃねーよ!」
ピカチュウ「オヤ?やはり電気ショックでは足りなかったようだね?」
サトシ「いやーこうなったら手探りで進むしかないかー!」
ピカチュウ「ったく、しかし能率悪いな。」
サトシ「じゃあ、人員増やせばいいだろう。」

いけ!船長!
ポーン

船長「・・・どこじゃここは。」
サトシ「船長!下手な豆鉄砲、ハトの数だけぶち当てるだ!出口を探すぞ!」
ピカチュウ「お前、それで社会に出る気か。だいいち一人増えただけじゃねーか!」
サトシ「んだよ!モンスターボール買う金ねーから仕方ねーだろ!」
ピカチュウ「あなぬけのひもなんて買ってるからだ!阿呆!逝ってこい!」
サトシ「ぐぬう・・・言わせておけば・・。」
ピカチュウ「ったく!どっちがご主人様かムチを使わねーと分からねーらしーな。」
サトシ「コヤツ・・下手にでてりゃつけ上がりやがって・・・!」
ピカチュウ「全く下手にでてねーだろ!ブタ!」
船長「・・・・・こんなに暗いと懐中電灯がないとあるけんの。」

ペカー

船長「さて、皆さん行きますかな。」
サトシ「・・・・・。」
ピカチュウ「・・・・・・。」
サトシ「今度から船長さんと呼ぶか。」
ピカチュウ「・・・・・・ああ。」




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