モケポン

目指せポケモンマスター〜Re:シオンタウン編〜




サトシ「Reとかとても小癪!」
ピカチュウ「ジャッカシャァ!ツベコベ言わずにシャキシャキ歩け!」
サトシ「自転車所望!」

シオンタウン

サトシ「やっと着いた。で、ココで何するの?」
ピカチュウ「ハギ老人という輩からポケモンの笛をもらって帰る。」
サトシ「お前の言うもらうは奪うの間違いではないか?」
ピカチュウ「お前の命ももらおうか?」
サトシ「あ、ピカチュウさん。ハギ老人の家を見つけましたよ。」
ピカチュウ「ホンマコイツ・・。」

ハギ老人の家

サトシ「・・ハギ老人って名前で本当に間違いないの?」
ピカチュウ「・・・えーっとだな。」
サトシ「あ、何か雑誌置いてる。・・えーっと、この応募券を贈るともれなく抽選で・・」
ピカチュウ「お前は人に質問をしておいて・・ってまあいいけどよ。」
サトシ「ってこれ詐欺じゃねえか!」
ピカチュウ「ん?ああ、その雑誌の応募券は既に切り取られて・・・。」
サトシ「もれなくって抽選だったらもれあるじゃねぇか!詐欺!立憲!ヤミ金融!」
ピカチュウ「・・早くタワー行くぞ。」
サトシ「え?また?というか老人は?」
ピカチュウ「おそらくタワーの頂上だ。」
サトシ「ウヘェ。」

タワー内

サトシ「俺どちらかというとここの音楽好きなんだけど。」
ピカチュウ「しらんわ、ボケ。早く屋上行くぞ。」
サトシ「チェ!」
祈祷師「キェー!か・・カ・・クワワー!」
サトシ「え、何?河童?」
ピカチュウ「祈祷師だ。放っておけ。ゴースとか繰り出してくるぞ。」
サトシ「ええ?きとうしって何?というか、ゴースト?ゴース?」
ピカチュウ「ええい、そんなのどうでもいいんだよ!早く上行くぞ!」
サトシ「大丈夫なの?あのきとうしって輩は。」
ピカチュウ「大体はな。」

屋上手前の階段

サトシ「もう飽きた・・早く帰りたい。」
ピカチュウ「帰っても回復しかさせてくれないぞ、お前の母親は。」
サトシ「そうでした。ついでにテレビの内容も毎回一緒。」
ピカチュウ「そろそろ出るぞ・・。」
サトシ「え?何が?」
霊ポケ「ゴオオー!」
サトシ「あれ?ゴースでもなんでもないゴーストポケモンが!?コレ何?」
ピカチュウ「フフ、そこでこのシルフスコープをだな・・。」
サトシ「いけ!船長さん!」
船長「お呼びですかな?・・む!」
サトシ「ああ、船長さん実は僕たち・・。」
船長「分かっているよ、サトシ君。先ほどから感じるこのただならぬ怨念・・。」
ピカチュウ「オイ・・このシルフスコー・・・。」
船長「フム・・強き怨念の果てにあるモノは邪か・・哀か・・・」
サトシ「・・・船長さん!危ない!」
船長「見極めよ!我が宝刀!紅蓮政宗北条の理零式!」
霊ポケ「キョッワアアアア!」
サトシ「船長さん!」
船長「・・フム、どうやら今回は哀でしたか・・。」
ガラガラ「グルゥー。」

ガラガラの霊は微笑みながら消えていった。

サトシ「お母さんの霊だったのか・・。」
船長「フム、同時に愛であったというわけですか・・ゴホゴホ。」
サトシ「ああ、大丈夫ですか!?」
船長「フフ、少々はしゃぎすぎたようじゃな・・フフ、歳は取りたくないもんじゃ。」
サトシ「じゃあ、もうゆっくりしていってよ。」
船長「そうさせてもらおうかの。」
サトシ「よくやった!もどれ、船長さん!」

パシュウ

サトシ「よし、コレで屋上に・・。」
ピカチュウ「・・・・・・。」
サトシ「オイ、どうしたんだよピカチュウ。早く行くぞ。」
ピカチュウ「・・・・行けよ。」
サトシ「・・・ん?」
ピカチュウ「もう、手前ら二人だけでセキエイ高原まで行ってしまえ!バッキャロォ!」
サトシ「オイオイ、どうしたんだよ。」
ピカチュウ「ッタク!やってられるかっつーの!」
サトシ「何をそんなに・・(ハ、もしやシルフスコープの使い道が分からなかったのか?)」

ガチャガチャ

ピカチュウ「オイ、なにやってんだ?」
サトシ「全く、シルフスコープの出番が無かったからっていじけてたんだろ?使ってるよ、しょうがないなぁ!」
ピカチュウ「おい、お前ソレ・・。」
サトシ「ウワアアア!ピカチュウ!お前の背後にゴースト100匹!ヒエエェェェィザンエンリャクジィ!」
ピカチュウ「あのバカ・・あ、祈祷師とぶつかった。」
祈祷師「キエエェェイ!」
サトシ「ウワアアァ!コイツハゲンガー200匹!コォォォォンゴウフジィィ!!」
ピカチュウ「・・・ハア。先に上行っておくぞ。」

屋上

サトシ「なあ・・なんであんなモンわざわざ取りに行ったんだ?」
ピカチュウ「お前が船長さんを酷使しなければ・・まあ、いいんだ。」
ロケット団「オウオウ、お前はオツキミヤマでも邪魔をしてくれた・・。」
サトシ「なあ、ピカチュウ。」
ピカチュウ「なんだ?」
サトシ「こいつら壁に沿ってジグザグに配置されてるよな?」
ピカチュウ「・・アア。ソレがどうした?」
サトシ「こう・・一人目を上手くぶっ飛ばせば・・。」
ピカチュウ「なるほど、ソレはいいアイデアだ。たが、結構広いからな。角度が重要だぞ。」
サトシ「そこはピカチュウのほうが経験豊かだろう。」
ピカチュウ「しょーがねぇなぁ!」
サトシ「妙に楽しそうだな、お前。」
ピカチュウ「フフ、久々だからな、こういうの。」
サトシ「お前俺と会う前は何してたんだよ。」
ピカチュウ「ソレはタブーだ。歳がばれるからな。」
サトシ「そういう問題か?」
ロケット団「オイオイ、何をゴチャゴチャくっちゃべってやがる。山のもずくにしてやろ・・・ッガ!」
ピカチュウ「球はしゃべるな・・集中が切れる・・。」
サトシ「お、何か真剣だな・・。」
ピカチュウ「お前も例外では無いぞ、サトシよ。」
サトシ「セリフ格好つけるな。」
ピカチュウ「んだよ!船長さんのときは文句言わなかったくせに!」
サトシ「いいから早くしろよ。」
ピカチュウ「後で電撃喰らわす・・いけ、コナクソオォォ!!」

ビュン・・・ボキ、グチャ・・・・ドゴ、ピキャ・・・ベチ、ドチャ・・・

ピカチュウ「オーオー、中々順調じゃねぇか。」
サトシ「・・やっぱお前怖いわ。」
ピカチュウ「何を今更・・」

ペキ、シュー・・・・スコーン!

ピカチュウ「ヨシ、最後は真ん中のをストライク!完璧なシナリオだ。」
サトシ「オイ、ピカチュウ。」
ピカチュウ「なんだ、愚直。」
サトシ「最後に飛んで行った人物が老人に見えたのだが。」
ピカチュウ「・・・え?」
サトシ「お前・・まさか・・・。」
ピカチュウ「・・・あ、笛落ちてる。」
サトシ「・・・証拠品だな。」
ピカチュウ「まあ、当初の目的は達成できたわけだ。」
サトシ「ジュンサーさんに追われるような生活をするハメにならんやろうな。」
ピカチュウ「ハハ、であったときから既に手遅れさ。」
サトシ「なぁんだ!・・・ってオイ。」
ピカチュウ「・・・・冗談だ。」
サトシ「冗談か。」
ピカチュウ「・・・・ハハハッハ。」
サトシ「目を背けるな!」
ピカチュウ「ウッセ!早くカビゴン起こしてセキチクシティ行くぞ!ボケ!」
サトシ「大丈夫なんか、コイツ。」

サトシ、ポケモンの笛ゲット。



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