モケポン

目指せポケモンマスター〜ゲームコーナー突入編〜



サトシ「で、この地下でなにすんの?」
ピカチュウ「シルフスコープを入手するのが主な目的。」
サトシ「だからソレ何?」
ピカチュウ「何かようわからんけど、攻略本に書いてあるんだからケチつけるな。」
サトシ「夢が無ッ!」
ピカチュウ「ええから、早く行くぞ。内部意外と面倒なんだから・・。」
サトシ「ヘイヘ。」

ゲームコーナー地下

サトシ「つーか、勝手にこんなところハイっていいの?」
ピカチュウ「ロケット団のアジトやろ、別にええわい。」
サトシ「扱い、適当!」
ロケット団「オイオイ、お前どこから入ってきたんだ?」
サトシ「入り口一つしかないだろ・・大丈夫かお前?」
ピカチュウ「まあ、勘弁してやれ。基本かわいそうな人たちの集まりなんだから。」
ロケット団「く、いけコラッタ!」
サトシ「いまどきコラッタ!しょ〜もなっ!」
ピカチュウ「いまどきとか関係ないやろ・・まあ、雑魚に変わりは無いが。」

バリバリッ!

ロケット団「・・・。」
ピカチュウ「あ、勢い余った。」
サトシ「大丈夫なんか、コレ。」
ピカチュウ「似たような格好してるのいっぱいいるから問題ないやろ。」
サトシ「そういう問題か?」
ピカチュウ「ええから、はよ行くぞ。ダルマ!」
サトシ「ダルマちゃうわい・・。」
ピカチュウ「また、面倒な仕掛けがあるな・・。」
サトシ「何?この変な床。」
ピカチュウ「迂闊に足踏み入れるなよ。」

ピョイ、クルクルクルクル・・

サトシ「ゲエェエ、踏んだら勝手に体が回りだした!キモチワルゥ!オエェ!」
ピカチュウ「こんの、ドカスがぁ!迂闊に踏み入れるなって言っただろう!」
サトシ「グパァ・・・もういい、帰る。気分悪い。」
ピカチュウ「そういやさっき久々に放電したから、まだ逐電されてるなぁ・・。」
サトシ「アレ?急に気分がよくなったヨ!?ふっしぎぃ!・・アギャ!」
ピカチュウ「わざとらしすぎやねん・・・鬱陶しい。」
サトシ「むやみに放電するな・・イッテェ・・で、この回転ギミックはどうするの?」
ピカチュウ「踏まんかったらええだけやろ。」

ピョン

サトシ「お前、攻略本とか言ってるくせにシステム無視するなよ。」
ピカチュウ「じゃあ、手前一人で回っとけ、このやぶ医者!」
サトシ「別に良いけどさ・・っつーか医者じゃねぇよ。」
ピカチュウ「ツッコミゆるぅ!」
サトシ「先急ぐんじゃねぇのかよ!」
ピカチュウ「ウッセ!・・えーっとエレベーターが・・・。」
サトシ「閉まってますよ。」

ビリリ

ピカチュウ「開いた開いた。」
サトシ「何でもかんでも放電で済ませるなよ・・。」
ピカチュウ「ホホウ、貴様肉弾戦を望むか。」
サトシ「いえ、何でも。」

ピンポーン

ピカチュウ「さあ、ついたついた。」
サトシ「で、B4Fで何するの?」
ピカチュウ「地下4階をB4とか小癪な言い回ししおって・・。」
サトシ「デパートとか行ったら地下をBで表わすケース多いですやん。」
ピカチュウ「・・・まあ、ともかく目的はボスを倒してスコープをゲットするんだが・・・。」
ムサシ「ちょーっとまったー。」
コジロウ「フフ、ここから先は俺たちがとおさせないぜーっ!」
ピカチュウ「そうか、設定はGBでピカ版が主だったな・・フフ、俺が主役。」
サトシ「何いってんだ、主役は俺だ。ってちょっとまてよ、設定ピカ版?」
ピカチュウ「聞き捨てならんセリフを前に吐いたが、流してやろう。基本はピカ版だ。」
サトシ「だったら、道中ゼニガメとかその辺得られたハズじゃねーか!」
ピカチュウ「まあ、そうだな。残念だったな。」
サトシ「テメェ、攻略本持ってるくせになんで教えてくれねーんだよ!」
ピカチュウ「お前、ポケモン図鑑とか関心既にねーだろ。」
サトシ「ちげぇよ!それ以前に個人的に欲しいだろ、あの三体は!」
ピカチュウ「ウッセ!折角のピカ版なのに、消えた三匹に後から居場所取られてたまるか!」
サトシ「ッハ!ソレが本音か!ライバルが出たら追い込まれるようなヤツが主役とは聞いてあきれるぜ!」
ピカチュウ「ああーん?テメェの体、電気ショックが必要な体にしてやろうか?」
サトシ「フ、そうやってすぐ暴挙に出るようなやヤツが主役張れるとは思えねーな!」
ピカチュウ「コヤツ・・・!」
ムサシ「あのぉー」
コジロウ「もしもーし。」
ピカチュウ「取り込み中だ!」
サトシ「向こう行ってろ!」

ボキャ、バリリリリ!ズチャ、ネチャ。

ムサシ・コジロウ「やなかんじぃー。」

バタン。

サカキ「フフ、よくここまでたどりつい・・・」
ピカチュウ「大体、手前は俺がいねーと何にもできねぇくせに・・」
サトシ「ウッセ!手前なんざいなくともなんとかなるわ!ボキャー。」
ピカチュウ「ッケ!手前が今までマトモに捕まえたポケモンなんざ一匹もいねーじゃねーか!」
サトシ「手前がきちんとアシストしねぇからだよ!」
ピカチュウ「やっぱり俺任せじゃねーか。」
サトシ「あ、ホンマや。」
サカキ「あの・・ロケット団のボスですけど。」
サトシ「誰やねん。しらんがな。」
ピカチュウ「ロケット団のボスって自己紹介したやろ。聞く耳を持て。」
サトシ「どこの小学校の先生のセリフやねん・・。」
サカキ「オイ、人の話きいてるか?」
サトシ「ポっと出がでしゃばんじゃねぇ!」
ピカチュウ「ロケットかソケットか知らねぇが失せやがれ!」

パキョ、ヌッチャボテズボビン、リョブ!

サトシ「・・はー・・・はー・・。」
ピカチュウ「ふー・・・ふー・・・。」
サトシ「何か久々に大声出して疲れた。」
ピカチュウ「俺も。のど乾いたわ。」
サトシ「おいしい水あるけど。」
ピカチュウ「それ絶対ぬるいやろ。」
サトシ「まあな。」
ピカチュウ「勢いでボス潰してもうたけど・・。」
サトシ「さっきまでボスやったものの下に何か落ちてるけど、あれ何?」
ピカチュウ「あ、アレ多分スコープだな。はよ、拾え。」
サトシ「何かヌチョヌチョするんですけど。」
ピカチュウ「洗った落ちるやろ、我慢しろ。」
サトシ「ウヘェ。」


サトシ、シルフスコープゲット。



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